子どもに読み聞かせる絵本は何がいいの?→月齢ごとの音認識、文字認識を解説。

子どもに読み聞かせる絵本は何がいいの?そんな疑問について考えてみようと思います。

子供の絵本を買う時にこれは正解なのかって不安ありますよね。

基本的にはどの絵本であっても読み聞かせしてあげないよりは、読み聞かせしてあげる方が良いと思います。

しかし、月齢ごとに認識できるものも異なるので、適切な本を選んであげたいですよね。

月齢ごとの音認識、文字認識を解説

0〜1歳:音が中心。文字はまだ理解しない

0〜3ヶ月

  • 大きな音にびっくりする反応
  • ママ・パパの声に反応(泣き止む、落ち着く)
  • 音の方向に顔を向ける

4〜6ヶ月

  • 声のトーンで感情を理解しはじめる(優しい声、怒った声)
  • 「バブバブ」など喃語が活発に
  • 音の繰り返しが好き(ガラガラ、歌)

0〜6ヶ月の絵本の選び方

0〜6ヶ月おすすめの本

  • コントラストが強い絵本(黒・白・赤など)→ 視力が未発達なので見やすい
  • 大きいシンプルな形(丸・三角・四角)→ 図形認知の基礎
  • 左右対称の顔の絵があるもの→ 顔に興味を持ちやすい
  • 1ページ1絵で情報が少ないもの→ 目で追う練習になる

避けたいもの

  • 文字多め
  • カラフルすぎて絵が細かいもの

6〜12ヶ月:音と絵のつながりが生まれる

7〜9ヶ月

  • 自分の名前を聞いて振り向く
  • よく聞く言葉をなんとなく理解(“抱っこ”、“バイバイ”)
  • 音遊びのおもちゃでよく遊ぶ

10〜12ヶ月

  • 簡単な言葉の理解が増える(“ちょうだい” “ないない”)
  • 指差しで「これなに?」が始まる前段階
  • まだ文字は認識しないが、絵本の絵には興味を示す

6〜12ヶ月おすすめの本

  • カラフルで大きなイラスト
  • 擬音語・リズム絵本(ポン!ぴよぴよ!など)
  • 動物や乗り物など“見てわかる”ジャンル
  • 触れる絵本(布絵本・めくる仕掛け)→ 感覚遊びで脳を刺激
  • 簡単な色の名前が出る絵本(赤、青、黄)

まだ早いもの

  • ひらがな・アルファベット
  • 数字の概念絵本(見ても意味がわからない)

1〜2歳:ことばの爆発期の入口、文字は形として興味が出始める

1歳〜1歳6ヶ月

  • 1語文が出始める(“ワンワン” “ブーブー”)
  • 音の真似が上手になる
  • アルファベットやひらがなは「模様」として見るだけ

1歳6ヶ月〜2歳

  • 2語文が出る(“ワンワン いた” “ママ きた”)
  • 曲やリズムが大好き
  • ひらがなの「あ」「い」など、一部の文字を “形として” 見分ける子もいる → でもまだ「文字」として意味理解はほぼない

1〜2歳:ことば爆発期。記号への興味が出始める

1〜2歳おすすめの本

  • 色の名前が楽しく覚えられる絵本
  • 動物・食べ物・乗り物の図鑑(幼児向け)
  • めくり・音のリズム・繰り返しの物語
  • 簡単な図形絵本(○△□→料理や動物に変身するなど)
  • ひらがな1~3文字の短いセリフの絵本→ 文字を“模様”として楽しみ始める

様子を見ながら

  • アルファベットの形だけ紹介する絵本
    • 意味理解ではなく“形遊び”として

まだ早いもの

  • 数字の概念を説明する本(数える遊びならOK)

2〜3歳:文字への興味が芽生える時期

2歳〜2歳半

  • 50語 → 200語以上に増える
  • 「これなに?」の質問攻撃期
  • 名前の最初の文字を覚える子もいる(例:自分の名前の“あ”)
  • CMのロゴや看板の文字を「見たことある!」と認識する

2歳半〜3歳

  • ひらがなが “読める” 子が少数出てくる(興味が強いタイプ)
  • 多くの子はまだ「文字」ではなく「記号・模様」として捉えている
  • 音の聞き分けがしっかりしてきて、韻・リズム遊びが好き

 2〜3歳:図形・色・記号の認識が発達する時期

2〜3歳おすすめの本

  • やさしいひらがな絵本(あ行だけ、名前の文字)
  • アルファベットの形を楽しむ絵本(意味は気にしなくてOK)
  • 数える絵本(1〜5くらい)→ 実物と数がひもづく
  • 同じ形を見つける絵本(図形認知)
  • 簡単なストーリーの絵本(会話・状況理解ができる)
  • なぞなぞ、探し絵の導入

特に良いジャンル

ロゴや看板風に“文字を記号として楽しむ”絵本


3〜4歳:ひらがなを徐々に理解し始める時期

  • 音の分解・合成ができるようになり読み書きの基礎が育つ
  • 自分の名前のひらがなを「読める」子が増える
  • 文字と音(読み)のルールが少しずつ分かる
  • しりとりを楽しめるようになる
  • 書きたがるが、形はまだ安定しない

おすすめの本

  • ひらがなを読む練習になる簡単な物語
  • アルファベットを音でなく“記号”として遊べる絵本
  • 10まで数える絵本 → 徐々に20〜30へ
  • 図形を使って遊ぶ本(パズル型、影あて)
  • 因果関係のある物語絵本(AだからBになる)
  • しりとりの入門絵本(音の分解・合成トレーニングになる)

短編集、寓話集のススメ

寓話集がいい理由

  • 短編であることで子供の集中力のうちに終えられる。
  • 同じ話をなん度も聞かせてあげれれる
  • 教訓が含まれた話を動物等に置き換えて物語にしている

寓話集のリストアップと概要

イソップ童話

古代ギリシャ発祥の寓話集で、動物たちが登場し「教訓」をわかりやすく伝える物語。「ウサギとカメ」「北風と太陽」など、短くて道徳性の高い話が中心。

グリム童話

ドイツのグリム兄弟が民話を採集してまとめた物語集。「赤ずきん」「シンデレラ」など有名だが、原作は素朴・残酷な面もあり教訓的。

日本昔話

日本各地の口承民話をもとにした物語で、地域性や生活文化が色濃く出る。「桃太郎」「浦島太郎」など、善悪や因果応報を示す内容が多い。

タルムード

ユダヤ教の教典で、聖書の解釈・法律・寓話・哲学などがまとめられた大著。知恵・議論・倫理を重視し、人生訓や寓話も多く含まれる。

落語

江戸時代から続く日本の伝統話芸で、語り手が複数の人物を演じ分けて物語を進める。滑稽話、人情噺、怪談などジャンルが豊富で、日常の機微や笑いを描く。

終わりに

大人になって思うのは寓話集や、短編集にある話は教訓だけではなく教養であったということです。

寓話や神話等は現代の物語に応用されていたり、発信の際に引用として使われることも多いです。その表現に気付くか、ポカンとしてしまうかでその人の知性は測られてしまう場合も社会に出てからしばしばみられます。

もちろん引用する側は基礎教養として認識しているのですから困りものです。子どもにはできる限り色々な知識にアクセスするための基礎になる知識を増やしてあげたいですよね。

また大人になってから読む寓話や神話は忘れていた内容を思い出してみたり、体系立てて理解できていなかったものが再構築されたりと発見も多いものです。子どもに読み聞かせるついでに大人としての教養も鍛えてみるのも面白いのではないでしょうか。

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